今年もカタログ完成で1月終了
しっかりと冬らしく1月が終わります。
近年にしては長めの秋シーズンを過ごしたあと、12月に一気に冷え込みがきてOFFモードに。そこに地域限定とはいえ2回目の緊急事態宣言です。季節的にも昨年春~初夏のような想定外の特需もなく、静かなもんです。それでも晴れた休日には他府県ナンバーの車がこのあたりの波止釣り場にもチラホラ。磯や船のお客さんならまだしも、波止釣りのお客さんがこんな時期に遠くから来れれるのは昔はなかったこと。今さらながら高速道路の威力を感じる次第です。
そんな中でも県下の南の方ではこの時期には珍しいカツオが釣れて、そこそこの賑わいになりました。しかも釣り人のみならず漁師さんまで本格的に乗り出すレベル。また、季節のズレを感じさせない結構な魚体で食味も良く、もらい物など何度も食べる機会がありました。本当に読めない自然の変化。良いことも悪いことも、その時、その時に起こる事象に対して柔軟に対応していくしかないのでしょうね。
この時世下で、今年も通常開催のフィッシングショーは開催できませんでした。そこでオンライン配信の形がとられ、また各社さんとも自社発信でいろんなアピールが行われています。長らく出展のない弊社もカタログだけは毎年更新するように変わってきましたが、今年も新製品が少ないながら数日前に完成にこぎつけました。基本的には新商品の投入頻度がそれほど高くない弊社でも、3年単位くらいで過去のカタログと見比べてみると「〇年前って、これだけしか商品がなかったっけ!?」と驚くばかりです。それだけ世の中のニーズが確実に多様化し、細分化してるんだろうと思います。その一方で、ご利用いただくお客様が限定的で、継続するのが難しいと思われる商品が色々でてきているのも確か。サイズ、価格等の面で適切な原料確保のハードルが上る一方の中、全体の安定供給のためにも、そのあたりの取捨選択は迫られることになるでしょうか。この悩みはエサ屋に限った話ではないはずで、恐らく釣りに関わる各メーカーさんとも同じなんでしょう。
さあ、週明けは2月。現場はしばらくゆったりモードが予想されますが、今年は例年より早くアミエビ漁が解禁になります。去年が歴史的不漁により中国産に助けてもらう綱渡りの1年。今年も獲れなかったら大変ですが、海流や海水温の状況は去年と全く違うそう。期待が膨らみます。1か月後に良い報告ができますように・・・