コラム
コラム 2020.11.30

今度はこの子らにも異変?・・・・

カワハギ

確実に近づく冬を感じながら11月が終わります。

とは言っても商売的には秋シーズンの後半戦が続いており、終始ドタバタしたひと月でした。11月は祝日が2回ある分、大いに期待できる月。但し、年によって冬めいてしまうのが早くなると商品の出がバッタリと止まることがあるので、秋らしい気候がどこまで持つかが勝負の分かれ目になります。今年の場合は気温がじんわり下がりつつも、特に後半は晴れの日が多かったこともあって、商機が延びてくれました。また、暇な年なら原料の大きな荷受も止まってくるのですが、おかげ様で今月も結構な量の入荷が継続。これが手作業を要するなかなかの重労働でして、身体の悲鳴が止まりません。まあ、今のご時勢でこんなこと言ったら罰当たりかも知れませんが、とにかくエサ屋稼業は体力仕事であります。

天候が良かったのも大きいですが、魚がソコソコ釣れているとの要因もあったようです。そしてもうひとつ、長らく続いていた黒潮の大蛇行に少し変化があり、それが釣果に良い影響が出ているとの情報も。これについては釣果との因果関係も定かでなく、今後の展開が未知の部分も多いようですが、とりあえずは3年以上続いた悪いとされる流れが崩れているそうなので、以後の推移を注目しましょう。

で、その影響なのかどうなのか?今年、和歌山や大阪湾周辺で釣れているカワハギが極端に大きいです。遊漁船で30センチを超えるいわゆる尺ハゲも全然珍しくなく、それどころか35センチなんていうサイズまで。また淡路島の護岸で37.5センチという情報までありますから、これは大きな異変と言えましょう。

今まで何処に居たの?
急に大きくなったのかい??

海は、そして自然は、まだまだわからない事だらけ。来年、急に居なくならないでね!と祈りながら、今は楽しませていただくとしましょうか・・・。

明日から12月。日本海側は完全に冬モードに切り替わりましたが、それ以外はもう少し秋のエンディングが続きそう。ここしばらく天気も良さそうなので、その間に皆さん良い釣りを!