コラム
コラム 2020.06.30

やっぱり「密」がリスクだから・・・

本年度産南高梅を使った梅酒

梅雨真っただ中、6月が終わります。

昨年は梅雨入りが極端に遅く、また明けるのも遅かったわけですが、近年の気象の変化からすると、昨年だけが大きくズレていた印象で、他の年は概ね従来通りの感じ。例年並みならだいたい40日くらいが梅雨の期間で、その間はスッキリしないものと考えておけば間違いないでしょう。ただ、週間天気ではオレンジが全く無くても、過ぎてみれば「降りそうで降らなかった」というケースが多いのも現実。今回の梅雨、前半戦はそんなふうに降らなかった日も多くあり、比較的多くの釣り人が動けるチャンスがありました。コロナ騒動以降、この市場を賑わせてくれているビギナーさんは、釣況云々よりも、先ずは天気です。そういう部分で、ここしばらくの天気の推移には助けられました。まだまだ暗いニュース先行のこのご時世にあって、いろいろな製品を送り出せてる現状に感謝せねばなません。

全都道府県を跨ぐ行き来が解除され、プロ野球にJリーグも始まって、世の中の空気感がちょっと変わってきました。当たり前のことですが、実に開放的になったというか、広域での行き来が復活すると同時に、市中での活動も活発化しています。東京では夜の街を中心に、感染者がジワジワ増えている現状もあり、依然として予断を許しません。まだまだわからないことだらけの中、換気の悪い空間は極めてリスクが高いことだけは間違いなさそうです。夜の店以外にもオフィスや宅配便の集配センターでも集団感染が起きたといいますから、容積の小ささとリスクは確実に比例するのでしょう。となれば、釣りを含む屋外の活動は密を避けるものとして、さらに脚光を浴びるのかもしれません。何だか先月と同じようなことを書いていますが、世の中のニーズと釣りが合致するなら結構なお話。世の中全体が万遍なく動くのが健全なわけですから、単純に喜んではならないことですが、ニーズの受け皿としての釣り界をしっかり支えていければと考えます。

先日、2021年1月の横浜のフィッシングショーが開催されないことが発表されました。大きな容積の空間ですがそれに比例する大勢の人の集まりは、時期尚早との判断でしょう。最前線の関係者ん皆さん、本当に大変です。この先の展開はまだまだ未知のものですが、かつて経験のない領域でのドライブ、すべての人が頑張らねばなりません。

写真は本年度産南高梅を使った梅酒。実際にのどを通るのはウンと先ですが、毎年のルーティーンをキッチリこなすのはホッとするところです。明日から7月なわけですが、今年は夏休みも超変則になりますから、どんな夏になるのやら。とりあえず、例年と同じ準備だけはせっせとこなす毎日です。