あらためて、みなべ良いとこ・・・・
やっと来た秋モードの中、10月が終わります。
その「秋の到来」を喜んで良いのやら?日本全体でみればまさに国難とも言うべき災害続き。被害の詳細はいまだ正確に把握されてないらしく、浸水に見舞われた面積などでみれば、東日本大震災をも上回るレベルだとか。先ずは、すべての被災者の皆様にお見舞い申し上げます。このブログの中で、こう何度も書かねばならない事、本当に辛いと言いますか、終わりのないやるせなさに感情のもって行く場さえありません。自然の力の前には、人間も無力であることをあらためて思い知る次第です。
関東方面のような大きなダメージこそなかったものの、紀伊半島周辺も釣行に不向きな日が多く、ここへ来てようやく安定した天気続き。やはり正直なもので、商品の動きも活発化してきました。どこまでロスを取り戻せるのかはわかりませんが、幸い?急に冬になってしまうようなことはない予測なので、人と魚の動きが止まるまでに、しっかり稼がせてもらうとしましょう。
さて、今朝は地元の南部堺漁港にNHKの中継が入り、せり場の様子が中継されました。どのエリアまで配信されていたのかはわかりませんが、内容的には、この地域は量はともかく水揚げされる魚種が実に豊富で、白浜にある京大水族館の研究者さんにも重宝されているとの事。資料写真として図鑑に掲載されるケースも珍しくないとかで、ミナベヒメジなど「ミナベ」という冠名のつくものもいくつか認定されてるそうです。確かに、このあたりは黒潮の影響で沖縄あたりの魚が流れ着くことも多いようで、海の中も実に華やか。ここ数十年はダイビングスポットとしても安定した人気を誇ってきました。
ただ、漁獲量自体は確実に減っており、心配は拭えません。近年は黒潮が遠く、その影響が悪い方に出たのもありそうです。根本的に魚の棲めない海になっているわけではないので、何かの切っ掛けでまた活気が戻って欲しいところです。そして、浜市的にはこの恵まれた地の利を生かした開発とエサづくりで、もっともっと頑張らねばなりませんね。
写真は10年くらい前の南部堺漁港の朝せり。このころはまだ活気があったなぁ・・・。
さて11月のスタートは週間天気もオレンジ色が目立ちます。皆さん、我慢した分ガッツリ良い釣りを!