コラム
コラム 2019.06.29

梅雨はやっぱりイマイチですなぁ・・・

午後の大阪駅前

ようやくやって来た梅雨本番で6月が終わります。

ご存知のように西日本では気圧配置の加減で史上最も遅い梅雨入りに。だからといってそれまでが好天続きだったわけでなく、何だかハッキリしない微妙な一か月でした。そんなどんよりムードに引きずられ、釣り人の皆さんも活性が低かったのか?各地ともエサの動きはイマイチ。そしてトドメは各国首脳が大阪に終結したG20の交通規制です。これは出荷、配送に制限がかかっただけでなく、釣行にも大きく影響してるはず。仕方ないとはいえ、ちょっと痛かったかなぁ。この週末は天気も良くないから、元々あんまり期待はできなかったけれど、数日を残した時点で早々とゴールの数字が見えた感じでした。月替わりで流れが変わることを期待しましょう。

さて、世の中では依然として人手不足の状況が続いてるようですが、業種による人気の偏りが拍車をかけてるのは明らか。ITや情報サービスの業界には、ひと昔前では考えられない数の就業者がいるはずですが、それらすべてに長期安定的な仕事があるとは思えません。それとは対照的に製造業や建設業は人手不足が慢性的で、後継者不在などで黒字のまま廃業するようなケースも少なくないそうです。エサの業界など世の中全体で見れば、非常に小さな存在で、統計や傾向に当てはまらないところもありますが、モノづくりを生業にして、人手は不足気味というのは同じ。そんな流れの中、ここへ来てヌカなどをベースにした団子エサの委託生産を新たに依頼されるといったケースがいくつかありました。聞けば大半は元の委託先が廃業した(する)からだとか。昭和から平成の初期ならまだしも、今の時代に団子では量も知れており、おまけに低単価。小さなメーカーさんがやめてしまうのは大いに納得するところです。また弊社がそれを引く受ける以上、簡単にやめるわけにはいきませんから、条件次第での取捨選択も必要となりましょう。いずれにせよ、釣りの様々なシーンが変化して、需要の下がったアイテムは維持するために価格への反映も避けられない時代になりそうです。エサも色々ですが、ルアーの関連商品に比べたら、流通・保管にもコストがかかるので、今の相場も全然高くないと思うのですが。お互いが共存共栄でいられるよう、そのあたりの概念が少しは変わればと祈りつつ・・・。

写真は本日午後の大阪駅前。弊社出入りの業者さんが送ってくれました。VIPがここを通るわけでもないのにほぼ通行止めとは大変です。仕事にならない人も多かったでしょう。

さあ週明けからは7月。平均の梅雨明けは20日頃なんで、営業的には難しいひと月ですが、夏休み市場に向けて、工場も営業も良い汗かいて頑張ります!