早くも桜が満開で３月が、そして年度末が終わります。

寒波に泣かされたこの冬の終わりは、何とも極端な晴天続き。普通なら「春に三日の晴れなし」などと言われるのが、もう１０日以上もいいお天気です。全国的に桜も早く咲き始めて、当地でも今が満開。ところによっては散り始めなんてところもあるくらいですから、人も動植物も季節感がちょっと狂い気味でしょうか。

この陽気に誘われて、商品の方もようやく動きが出てきました。但し、寒波続きでガッツリ冷やされた海水は、そんなに簡単には温まらず、海の中は冬を抜けきっていません。秋から冬になるタイミングでも、水の中は温かかったりするように、気温に比べて１～２カ月遅れる海の季節がわり。春らしい釣りモノが賑わうには、もうひと山超える必要がありそうです。

さて、先月始まった三陸沿岸のアミエビ漁がまずまずのスタートか・・・と一ケ月前のここに記していましたが、岩手県の好調と裏腹に、隣県・宮城のそれが絶不調。今週あたりからようやくいい感じで獲れ始めたものの、最初の３週間が悪すぎて、去年に続く高値相場が展開されています。とりあえず現在の釣りエサ市場には、昨年のハイシーズンに荒天続きで消費されなかった分がうまく回っていますが、それが底をついて本年モノに替わる時には価格に反映せざるを得ないでしょう。残る後半戦、どれだけ落ち着いた相場になって＆量的にも満たされるかで様相が変わる部分もありますが、なかなか厳しい今年の買い付け情勢です。

さあ明日から期がわり。完全に冬の気配は消えてお日様も燦燦と輝きだしています。
活気づく現場に合わせて、我々裏方もそれに備えます！