コラム
コラム 2015.01.31

ちょっと、お寒いスタート月ですが・・・

寒々しいみなべの海

ギュイ~ンと冷え込んで、2015年も最初のひと月が終わります。
このタイミングでの新年のご挨拶?本年も宜しくお願い致します。

写真はとある日の寒々しいみなべの海。

新年のスタートは年明けすぐにしっかり寒波に覆われ、穏やかな日はちょいと少なめ。そして月末の今日も全国的になかなか厳しい寒さですから、さすがに商品の動きは悪いです。ここ近年の寒さというのは本当にしっかりしたもの。冷夏とか暖冬というのは後に何らかのシワ寄せが来てロクなことはないのですが、ひと頃は毎年のように暖冬また暖冬と言っていたのがちょっと懐かしく思えます。地元周辺の動きに目をやると、やはり比較的穏やかな日には平日でも磯に人影があり、この時期らしい気配。要はお天道様のごきげん次第という根本からは逃れようがありません。

釣具業界のビッグイベントであるフィッシングショーですが、しばらく3月開催が続いていた関東が今年、大阪と2週続きのパターンに戻り、しかも関東が先行して今週の開催になりました。10年ほど出展していない弊社も、諸々の商談、打ち合わせが多々あるため毎年数名は当然会場へ。横浜までは行かない私ですが、来週は久々の大阪詣でです。業界不況と言われながらも5万人超の人出のあるイベントはインテックスでもそうは無いとのこと。釣りという遊びの底堅さを物語っているかと思われます。

人ごとながら大変だなあと思うのは、近年ルアーメーカーさんを中心に開催されている地方都市のショー。それらに片っ端から出展されているメーカーさんもあるようですが、これだけ増えたらさすがに出費は相当なものだろうと。我々のビジネスモデルでは考えられないところですが、それが成り立っている事実もまた、釣りが持っているポテンシャルということなんでしょうね。

さあ、来週の大阪行きと同時に約40日後に迫った今年のアミエビ漁に関するやり取りが忙しくなります。一番肝心なのは「適正在庫量」。これを外すと釣り人の皆さんに迷惑をかけるだけでなく、価格の乱れも呼んでしまうので非常に厄介。去年は獲れる量も少なかったので、いろいろ心配も多いのですが、漁期終了までの神経戦に突入です。何だかんだ言っても、このひと月でいくらか春も近づくことでしょう・・・。