ひたすら本分を全うすべし・・・かな
空気はちょっと暖かく、商いはチョイとばかり寒く12月が終わります。
近年の12月は急に寒さが来て、特に日本海側に寒気がへばり付くパターンが定着しています。今年はまた極端で、釣りどころでない地域が広域にわたり、当然のことながら出荷量がダウン。前年同月と比べると相当厳しい結果となりました。
一年を通して見た場合、今年は良い月と悪い月のアップ&ダウンが交互に激しく、天候に翻弄された一年だったと言えましょう。それでもまあ、トータルで見れば何とか数字上も格好はついてる感じで、一応は納得。スタッフもみんなそれぞれの持ち場で頑張ってくれました。
業界全体のことで言えば、年の後半になってから事業の撤退や小売店の閉店に業態転換などなど不安なニュースも多く出て、行方は決して明るくありません。年が明けても大きな流れとしては急に好転することもないでしょう。また釣法の多様化で我々エサ屋の今後をどのように展開するか、判断の難しい部分もあります。
ただひとつ感ずるところは、後発で何かを始めるのであれば余程の覚悟と体制で挑まねばそうそう成功しない?ということ。逆に言えば己の強い部分をしっかり自覚し、まずはその本分を全うすることかなと。
先月書いていた関東の出版社さんによる弊社の潜入レポートは今月発売の号に4ページも掲載いただいたのですが、関東の遊漁船さんから流通ルートのお問い合わせを頂戴しました。それも結局は弊社のコツコツと愚直な製造体制を読んで評価いただいたことにほかなりません。今後新しい製品を開発、展開するにあたっても、軸足の置き方だけはしっかりと見ながら行うつもりです。
写真はイカ切身製造の包丁切りシーン。先述のとおり現場の人材確保も大変なんですが、現行スタッフでギリギリ踏ん張る毎日。
2015年も「釣らせ名人」浜市の釣り餌をよろしくお願い致します。