コラム
コラム 2014.06.30

雨の少ない梅雨に・・・

身エサの主力アイテムのひとつ「イワシ」の選別シーン

梅雨の谷間で6月が終わります。

今月は月末近くになって雹やら集中豪雨やら、この時期にしては規格外の異常気象が連日報じられました。この事象もテレビで見る限りなぜか首都圏周辺に集中しており、逆に近畿周辺では微妙な天気が多い割にひどい雨降りは少なかったようです。数字で見れば記録的に雨が少なかったようですが、感覚的には全くの空梅雨というのとも違い、週間天気もハッキリしない予報が続くわりには結果として降らないですんだケースが多かったのではないでしょうか。いずれにせよ弊社が直接営業を展開するエリアでは、予想以上に雨降りが少なく、釣り人が稼働できる日が多かったのは確か。今日もおかげ様で先週末に消費された商品を補填するご注文があれこれ舞い込み、バタバタのうちに一日を終えました。

比較的マシな6月を切り抜けたものの、自然相手のことは必ず反動があるもの。安閑とはしてられませんが、販売の好調とともにもうひとつうまくいったのが海産エビの調達です。ひとつテンヤ用をメーンに数年前から需要は増え続け、東海地域にも新たに漁場を確保するなどしながら何とかやりくりしている現状。それが今年は内海の漁場が豊漁で、例年にないストックを作りつつあります。豊漁といっても、小魚やアミエビとはレベルが違うので、獲れる時にはしっかり貯めこんでおきたいのは言うまでもありません。ルアー関連の釣法がますます隆盛になるご時世にあって、同じ船が併用してくれてたりするのがこの海産エビです。ここ一番エサが頼りになる局面がやはりあるわけで、そういう意味でも切らさないように最大限の努力をしたい代物であります。エサvsルアーなどというつまらない対立軸ではなく、エサが評価され得る部分では他社にない価値の高い製品を提供するのが弊社の使命でしょう。おかげ様で弊社から出荷されたエビたちは、様々なルートを通って結構遠いところまで届いているようです。エビに限らずこういったものを増やさねばなりませんね。

写真は身エサの主力アイテムのひとつ「イワシ」の選別シーン。今月は内海産エビの豊漁に手が取られ、イワシが生産ノルマに届かず。月替りからは巻き返し秋に備えます。