悪いことばかりないさ・・・
日本にとって激動の一年が暮れようとしています。
またもやキッチリやって来たクリスマス寒波。今週も前半は大荒れでしたが、ここ数日はいい感じで落ち着いて、弊社界隈にも京阪神方面からたくさんの釣り人が来ています。正月休みを前にこのような雰囲気になってくれると、ホッとする次第です。
今年は基幹商品の一つであるアミエビの漁期が始まった途端に大震災が起こり、原料確保の問題に全体的な需要減やら大変な一年となりました。それでも後半はそれなりに盛り返し、釣りという遊びの底堅さも感じた次第です。いわゆるリーマンショック直後の消費低迷期では家電品など生活必需度の高い物資でさえ買い控え(我慢)が起きていたのに、意外にも釣り産業の動向はそれらと比例してない部分がありました。釣りは基本的に遊びであるにもかかわらず、意外に我慢できない事のようです。もちろん今のご時勢、収入が減って釣りに行く頻度が下がったという人も多いわけですが、ニュースで聞こえてくる経済状態の悪さならもっと落ち込みそうにも思えるのが、そこまではなく推移しています。頻度や投資金額に度を過ぎたことをしなければ「周囲の理解を得やすい遊び」ということになるんでしょう。
この国が震災で受けた困難は、短期でクリアできないものがほとんどです。そんな中、弊社としての明るい話は震災で壊滅的な打撃を受けたアミエビの産地で、早くも来春の操業再開に目途がたった協力会社さんが出てきたことです。もちろん元の全量には及びませんが、大量に扱う弊社としてこんなにありがたいことはありません。きっちりした目途がついた時点でまたお報せいたします。
写真は高速、有田川付近の山上に並ぶ発電風車群。初期コストが大きすぎるとかまだまだ課題もあるようですが、新しいエネルギーの問題は日本にとっての重大テーマですね。
来年も楽しい釣りが出来ますように・・・・。