カタログを作りながら・・・
シーズン真っ只中の10月が終わります。
前半にやってきた台風もドンピシャの直撃は逃れて、その後はまずまずの天候だったでしょうか。この時期はいろいろな釣物があるわけですが、今年はちょっと盛り上がりに欠けるというか、大ブーム的に釣れてるものがない感じです。しかし、そこはやはり自然のものだけにあまり贅沢を言うわけにはいきません。
さて、毎年カタログを刷新していない弊社では、久々に改訂版の制作にかかっています。釣業界ではほとんどのメーカーさんが毎年更新をされていますが、商品構成上それだけの頻度を要しないとの判断で、弊社では数年おきのピッチです。日本にオキアミが上陸するようになった頃から、その加工品を中心とした展開をしてきた弊社ですが、お客様のニーズは不変のものではありません。一時は商品の大半がオキアミとアミエビの加工品だったのが、他の原料を用いた商品が幅をきかせてきました。釣のジャンルが多様化し、ルアーフィッシングのシェアが大きくなってきたことを別にしても、エサ需要の中身は刻々と変化。その細かなニーズを拾い上げてコツコツとやっていくのが弊社の使命なのかと、カタログを作りながら考えています。
写真は過日、カメラマンさんが社屋の撮影ポイントを探しながら撮ってくれた1カット。
このアングルはもちろんカタログに載せたりしませんが、継ぎ足し継ぎ足しを重ねた弊社の年輪を感じます。4年前の10月にこの世を去った創業者。先代が残した餌屋稼業を受け継いだ我々には、手を変え品を変え、まだまだやれる事があるはずです。