コラム
コラム 2022.02.28

平穏あっての魚釣り

実に厳寒期らしい日々で2月が終わります。

月初め、コロナの勢いは過去最大レベルが続き、和歌山もいわゆる「まん防」の対象地域に追加されました。
地元も他地域も目立った釣りモノは見当たらず、おまけに新規感染数が高止まりとあれば、釣り人の皆さんの動きもさすがに低調。
家にこもればオリンピックもあって暇つぶしには事欠かない期間だったでしょうか。
それより何より、ここへ来てのロシア、ウクライナの問題がこんな展開になるとは新たな火種です。
コロナによる物資停滞がこれほど世界中に影響を与えたように、悪い方へ転べば連鎖的な影響は避けられません。
よく組織において「人間ひとりの力など知れたもの」と言われますが、逆にこれはひとりの人間の言動が引き起こす最大級の事象でしょう。
時として微力、また時として多くの人をひとりで抑えてしまう力。
人の世は本当に難しいです。
今回の軍事侵攻、どうやら仕掛けた側には支持する声がかなり少ないようで、何らかのきっかけに収まりがついて欲しいものです。

さて22日に始まった岩手県のアミエビ漁は「悪くなさそう」と予想された通り、好スタートの報せが届いています。
ただ、群れの動きが過去のそれと少し違うとの情報もあり、今後の推移次第では安泰とまでは言い切れません。
それでもモノが不足して市場が混乱することはなさそうです。また近年アテにしてきた海外モノも毎年同じようにいくかは実に不鮮明な状況。
そこで国産がしっかり獲れていることで、当面の安定供給は確保されましたとお伝えしておきます。

写真はその新物アミエビ。
今季最初の水揚げからサンプルを送ってもらう前に写真が先に届きました。ほとんどの人にとっては、何てないアミエビの塊ですが、粒揃いのいい顔をした良品であります。
ジャンジャン使ってください!

さあ明日からますます春めく3月です。
少しでも釣りに行きやすい環境に世の中が好転しますように・・・