悪条件下で会心の一匹! 和歌山・すさみ 江須崎のグレ
岩橋稔さんのレポートです。
「尾長グレが釣れてるよ!」と浜市さんから情報が入ってきたので、5月28日(土)、早速和歌山県すさみ地区の江須崎に行ってきました。
当日の天気は最高に良かったんですが、朝から変なウネリが入っており釣り座は洗濯機状態で釣りを開始します。撒き餌はオキアミ生とボイルに鬼集フカセを混ぜたもの。
撒き餌をサラシに入れていると、たくさんのエサ取り達が縦横無尽に動き回っており、一瞬でサシエが取られます。当日のサシエは大好きなGクリル(生)。これで一日通して攻めるつもりだったので、他のサシエは持ってきていません。
ひたすら打ち返しますが、エサ取り達は遠慮なくサシエをかすめ取っていきます。そこで近場のポイントばかりを攻めていたのを超遠投に切り替えると、少しだがサシエが残る時間が長くなってきました。効率は悪いですが仕掛けをフルキャストで沖を攻め続けると、ポツポツとアタリが出るように。ただ何故かサイズが小さく、リリースサイズばかりが連発。
そんな時間帯が続き気持ちが折れかけていた所に、少し潮の向きとサラシの出方が変わりました。「これは釣れる!」と予感し、ウキ下を1ヒロ弱にして、仕掛けをサラシに乗せてどんどん流していくとバチバチ!っと、道糸が一気にスプールから出て行きます。合わせもうまくいき、手ごたえもバッチリ!強引に寄せてサラシの中で浮かせると、体高のあるグッドサイズのグレでした。サラシがきつくタモ入れに苦労させられましたが、なんとかタモに入ってほっと一安心。40センチを軽く超えるサイズに満足で、一人でニヤニヤが止まりません。
すぐに次を狙おうとしましたが、風がきつくなってきて波もより一層大きくなってきたので、安全第一で納竿としました。狙いの尾長グレではありませんでしたが、この時期でこのサイズは大変満足のいく釣行となりました。