ここしばらく「晴れ」マークが続いて10月が終わります。

荒天に翻弄された9月から一転、さすがにあれだけの悪い流れは続かず、週間天気に占めるオレンジ色の割合にホッとする日々でした。それでも、ハイシーズンならではの活況と言うにはちょっと物足りない感じ。ひとつには好天といっても妙な寒気の流入やらで、現場のコンディションがベストとは言えない状況も少なくなかったでしょう。それと、これが大きい？と想像するのは、コロナで抑制されていた人々の行動が大きく変わってきたからかと。一年前なら屋外のスポーツ観戦も屋内のライブも大きく人数を制限してのものでしたが、今はマスクをしつつもフルに人数を入れてのものが大半に。対して釣りを含むアウトドアレジャーはそういう縛りが薄い分、コロナ禍で抑制された余暇の受け皿になり、賑わってきました。なので、しばらく我慢の続いた他のレジャーに人が戻った分の反動もきっとあるのだろうと。今月からは行政の旅行支援策なんかもあれこれ打ち出された結果、弊社界隈の宿泊施設も大賑わい。商用でお越しくださる取引先さんも泊りがけのケースが多いのですが、その宿泊が押さえられないという事態も出ています。こんなことも久々で、今般ならではの人の動きと言えましょう。

そうは言っても今はベストシーズン真っ盛り、まだまだ稼がねばなりません。どうやら今年も秋が短く、冬めいてくるのが早いようですが、ここからの海水温は簡単には下がらないもの。少なくともあとひと月くらいはいろんな魚が釣りやすい状況なので、ひたすら期待です。

写真は今週の工場の一角。中身は見えませんが「ミックスライス」という冷凍のオキアミとアミエビをクラッシュしてから混ぜたもの。便利な撒き餌として冬場の磯釣りに需要が急増するものなので、ひと足先に仕込みが始まっています。