コラム
コラム 2021.05.31

梅は豊作、どんな梅雨になりますやら・・・・

和歌山の梅

どえらく早い「梅雨の晴れ間」で5月が終わります。

世の中は相変わらずコロナ一色。開幕まで2か月を切った東京オリンピックの問題も相まって、騒々しさはひとしおです。その救世主たるワクチン接種が一般高齢者に向けて今月始まりました。そして驚いたことにこの和歌山の接種率が、現時点で断トツの日本一という事実。報道によると人口の多い都市部では個別に、逆に人口の少ない山間部では集団接種という方法が功を奏しているんだとか。現在、供給されるワクチンの量とタイミング、人口の分散具合が丁度うまくかみ合っているのかな?と想像したりするのですが、もし本当に和歌山でできていることがノウハウとして他府県に真似できることなのであれば、是非うまく伝わって欲しいものです。和歌山のそれが讃えられる一方で、遅れている地域には批判ばかり集まるのが今の報道パターン。それらが新たなストレスや混乱を生まぬよう、願わずにはおれません。

今月はGWが過ぎて、雨の日が多くなったかと思えば、西から順にとんでもなく早い梅雨入りに。近畿、東海は16日に宣言。その後、全国的な広がりは小休止ですが、始まりが早かった分、早く終わる説もあれば、そうはいかないという説もあり、実際のところわかる訳がありません。ただ、アミエビの調達など目途が立って、本格的な消費期に入るところを挫かれるのはエサ屋稼業として辛いところです。早期の梅雨明け云々よりも、適度な晴れ間の訪れを期待しましょう。また時を同じく緊急事態宣言の地域は今月さらに追加され、月末で切れることなく3週間の延長も決定。釣りの現場としてはたくさんの人が押し寄せる場所がある一方、地域で渡船が休業するなど様々な対応がなされました。それぞれ立場によって自由にできる人、そうでない人がいて状況も複雑です。釣りをすること自体は全くの禁止でなくても、釣りクラブやメーカーの看板を背負った人がその活動状況を発信することは要らぬ誹謗中傷のもとになるとか、本当に難しい時代。やはり全てはワクチン頼みなのか・・・。

写真は弊社敷地内で収穫した梅の実。暖冬で雨も少なく、桜も随分早く咲くなど、まさに異常気象だった冬と春を越えて、何故だか梅は大豊作に。地域全体に活況で人手不足でもあります。梅の収穫に家事の手間すら惜しまれる日々で、スーパーのお惣菜や弁当がメチャ売れというのも地域ならではの動き。本当に自然はわかりません。何はともあれ、6月は少しでも世の中が良い方向へ動きますように・・・