冬が遅れてチョイと助かり・・・・
本格的な冬到来に待ったがかかり11月が終わります。
天候面で散々だった秋序盤がウソのように今月は安定した天候。しかも気温は例年よりも高めで、釣り人の皆さんもよく動いてくれました。イコールようやく秋らしい日々の訪れにやれやれです。秋シーズンの流れとしては、営業も製造も寒さとともに一旦はバタバタが止まり、正月休みに向けてもう一度動き出すというのがパターンですが、今年はどうやら出鼻をくじかれて前半遊んだ分、今のバタバタ加減を続けたまま正月の準備に突入しそうです。
直近20年の11月の平均気温は、その前の20年と比べると1℃近く上がってるそうなんですが、ここ数年に限っては11月のどこかのタイミングでガッツリ寒くなるパターンが定着。秋が短いおかげで最高の商機が短縮されてしまい、過去の感覚ではやり過ごせなくなっていました。それが今月は近年のパターンから外れて助かったわけですが、来年以降のことは全く予想がつきません。とりあえずはこの11月で、台風などでの大きなロスをかなり挽回できたことを喜んでおきましょう。
先週は2025年の大阪万博開催が決定し、日本中が大騒ぎ。日本の経済、特に関西圏にとっては大きな起爆剤になりそうです。和歌山は隣県でもあり、いいことも悪いことも影響は受けやすいはず。開催期間だけでなく建設期間から閉会後も含めて、地域を活性化する糧にと期待せずにはおれません。。一部では過去の開催地が閉会後に廃れていったという例を挙げて、開催そのものを否定的に見る向きもあるようですが、果たしてどうでしょう?日本には日本の知恵があり、また他国の失敗をダメな手本にすることだってできるはずです。資源のない島国を維持していくには、こういったキッカケを利用するしかないのかなと。
23年前の阪神大震災はバブル崩壊の5年後で決して世の中の状況が良かったわけではありませんでした。そんな中であの大災害が起きたことで、大きなお金が動き、釣りなどのレジャー産業やJRAの売り上げは皮肉にも震災の年か翌年に歴代最高を記録しているものが多々あるのです。先ずはやると決まったからには工事が早々にも動き出します。来年くらいにはいろんなところにお金が回り出して目に見える結果も出てくるのではないでしょうか。そうなればチャッカリ釣りの世界にも恩恵があると信じて、行方を見守りましょう。
明日から12月。まだまだ動きやすい日がしばらく続きそうです。皆さんも今のうちに良い釣りを。
写真は25日(日)朝、串本町の伊串漁港から見た日の出。冷え込んだ朝でしたが、穏やかな海況に色んなジャンルの釣り人が繰り出していました。