カツンと気温が下がって10月が終わります。

今月は週末ごとに台風、大雨に翻弄され、せっかくの商機が台無しに。これについては今更どうこう言うのもイヤですが、触れないわけにもいきません。地域が限定的であれば、まだ救いもありましたが、日本列島をなぞる様に進まれてはお手上げです。道具屋もエサ屋も遊漁船も立場を問わず、みんな揃ってダメだったのですから仕方ないでしょう。

こんな時、このようなブログで過去の記録を振り返ると、意外なことに気付かされます。確かに10月は多くのジャンルの釣りで、最も期待できる時季。しかしながら、今年を含む直近5年で本当に晴天が続いて忙しかったのは、実は一昨年（2015年）だけでした。

5年で1勝4敗。あろうことか惨敗です。

詳細を読み返してみると、台風の連発だの、週末ごとに雨だの、まるで今年の事が書かれてるようだったり。大きな大きな期待とは裏腹に、これだけ「負け」ていながら、年末そして年度末にはそこそこの着地をしているのは、11月から12月にかけて意外に盛り返しているからでした。3週続きの荒天は確かに痛手でしたが、もう過ぎたことはツベコベ言わず、反撃に備えます。

さて、弊社の基幹商品であるオキアミ刺し餌の「Gクリル」は1999年に発売され、来年が20年目。パッケージを大幅に更新し、現在最もご贔屓いただいているWパックシリーズが完成して間もなく10年になろうとしています。その直前、弊社商品の全てに冠するブランド名として「釣らせ名人」の運用を開始したのですが、おかげ様でこれも定着し、10年の商標権を更新するタイミングを迎えました。

当時と今で最も違うのは、直接配送のエリア外で販売が大きく伸びたこと。先頭切って営業に回る弊社社長の行動力や各地でご支援くださる問屋様のご尽力、色々な力の成果です。そして、そんなマンパワーを支えるには、根本の商品力はもちろんの事、パッケージやわかりやすい名前など色んな要素が必要なこともあらためて学びました。比較的新しい遠方のお客様では、社名よりも「Gクリル」「釣らせ名人」というブランド名の方が認知されていたりもします。

様々な要素を紡いで出来たブランドと商品。次の10年も大事に育てていきたいと思います。

さぁ、巻き返しの11月。最初の連休で大きく取り返すと行きましょうか。
釣り人の皆さんも、10月の鬱憤を晴らすべくお出かけ下さいまし！