コラム
コラム 2017.07.31

自然も人もどんどん変化して・・・

大阪・和歌山の県境にある「とっとパーク小島」

夏らしい暑さの下、7月が終わります。

今月も異常気象による集中豪雨の猛威がみられましたが、毎年この時期にうんざりです。過去数十年の中で大きな災害が起きなかった地域であっても全くアテになりません。空でも陸でも海でも、あらゆることで過去の傾向が通用しなくなっています。

そんなひとつの現れか、今月中頃から南紀の沖では本ガツオが釣れだして活況でした。今までこんな時期にカツオが釣れ盛ったような記憶はなく、急に釣れだした理由もわかりません。ただ、お手軽なファミリーフィッシング以外にはこの時期らしい釣りモノは無いのが普通なので、ちょっと嬉しい特需となりました。

もうピークは過ぎて落ち着いた感がありますが、想定外にオキアミが動いたのは本当にラッキー。やはり何かしっかりした釣りモノが出てくると、しっかり商品も動くという事をあらためて思い知る次第です。

さて「若者の〇〇離れ」という言われ方は、今に始まったことではなく昔からあったものですが、世の移ろいが急な昨今は一層いろんなシーンで言われてるような気がします。活字離れ、車離れなんてのは今更驚きもしませんが、テレビ離れとかフルーツ離れと聞くと「へ~っ!?」と思い、最近聞いて「ははっ~!!」と唸ったのが海離れ、海水浴離れでした。

弊社から車で30分ほど南へ走った先には白浜町の白良浜があり、県下というより近畿でも代表的な海水浴スポットと言えましょう。砂を補給するなどのメンテナンスもしっかりされており、相変わらずの賑わいを見せていますが、その周辺の中小のビーチは、近年確かに利用者が急減している感があります。弊社からうんと北に位置する中紀方面でも同じような傾向がより顕著に。海水浴シーズンは商品の配送で海辺の細道を通る際、駐車してる車が多くて気を遣うことが多かったのに、随分空いてしまってます。これはこれで何だか寂しかったり・・・。

焼けたくないとか、海水がベタベタするとかクラゲがいるとか、いろんな要素があるようですが、もはや水遊びのステージはプールへ。特に都会では特殊なライティングを施したナイター営業のプールが人気の様で、逆に海辺では客の減少から海の家やシャワーなどの設備も廃業が増えているという負の連鎖も。人の世は時代時代で変わっていくものではありますが、これはちょっと予測しなかったかなぁ。
海あっての我々の商売、人々の動向をしっかり見ていかねば・・。

写真は大阪・和歌山の県境にある「とっとパーク小島」さん。弊社のお得意様でもあり、四季折々の大物&小物が色々釣れる人気釣り場。こらから益々このような施設が求められる時代でしょうか。