梅は咲いたが♪~魚はまだかいな~♫
日に日に春めく陽射しを感じながら2月が終わります。写真は先週、弊社後方に広がる梅林からの南部湾。日の光、海の色が真冬のものから変わりつつあります。
とはいえ今月の商況も完全な冬モード。冬には冬の釣りがあって、それなりに商品が動く分野もあるわけですが、釣果のニュースも今ひとつパッとせず。加えて強い冬型気圧配置の日も多く、遊漁船や渡船の出れない日数がかなりありました。こうなってはさすがにお手上げ。時が来て流れが変わるのを待つしかありません。
今月は大阪のフィッシングショーを見てきましたが、今年も5万人超の集客です。前週に横浜で開催されたよりも約1.5倍の大入り。過去に大きなコマ数で出展していたメーカーがいくつも出ておられない状況下でも、これだけ人が集まるわけですから関西圏の釣り市場は本当に大きいいです。ただその数字を額面通りに受け入れられるほど未来が明るいわけでは全くありません。弊社のように釣り環境に恵まれた海辺の町でさえ、昔に比べて釣りを楽しむ子供は減っているからです。今の状況が大きく後退しないうちに、若い世代にもっともっと釣りを継承していかねばなりません。間違いなく業界の最重要課題でしょう。初めての釣りがルアーフィッシングというビギナーも多い中、リアルなエサでの釣りの方が入りやすい場合も多々あるわけで、弊社の役割もまだまだありそうです。
今年もあっという間に2ヶ月が過ぎ、明日から3月。原料調達があれこれ忙しくなります。震災から四年の11日にはアミエビ買い付けのために新幹線2本を乗り継いで三陸入りの予定です。