秋らしいドタバタの中、９月が終わります。

８月のイヤ～な流れを引きずってしまうのか？と月初はかなり心配しましたが、天候は落ち着いて前月の「負け」をだいぶ取り返した感があります。近年繰り返される異常な残暑もなく、商売の盛況も天候の安定がやはり一番であることをヒシヒシと感じました。わが町の少し先にあるメジャービーチの白良浜のこの夏の人出は、昭和の終わりに統計をとり始めてから最低だったとか。そういったデータを聞くと、きっちりツジツマが合っていますねぇ。

販売の活況は商品の配送と発送も大変なら、各製品の製造もこれまた大変です。冷凍商材が大半を占めることから、かなり長期的な視野でもって在庫の貯め込みなどをするわけですが、秋の盛期にどっと売れた場合はなかなか大変です。商品によっては一時的な欠品も生じたりで、一部のお客様にはご迷惑をおかけしたりしてるのが現実です。製品的にはいくら貯め込みができるからといっても、過剰な在庫は品質の劣化にもつながるので、程よいレベルの維持が欠かせません。ただ需給のバランスだけは我々が創出するものではないだけに、この時期のこのヤキモキは永遠のテーマなのでしょう。

今シーズンは爆発的に偏った売れ行きの商品はなく、逆に言えば色んな商品が万遍なく動いてる印象です。これも結局は釣りに出かけやすい好天が続き、各ジャンルが全体的に賑わう相乗効果。その中でも強いて言えばタチウオ関連の牽引力はなかなかのパワーです。船ならジギング、岸壁からでもワインド釣法が幅をきかせるご時世にあっても、エサの信頼性はまだまだ大したレベル。キビナゴにイワシに製造現場も嬉しい悲鳴をあげつつ、ギリギリの線で頑張ってます！

今年は近年の秋に比べると秋らしい秋。釣れてる間に皆さん良い釣りを楽しみましょう！

写真は大阪湾にひしめくタチウオ船団。平日でもこんな状況で、休日には個人のプレジャーボートが入り乱れる大盛況のようですね。