エサ屋稼業にもとばっちりが・・・
グ~ンと寒くなって11月が終わります。
予想はしていましたが、今年も短い秋でした。商いの中身で見ると、去年の冷え込み(&落ち込み)の方がもっと急激だったので、今年はこれでも幾分マシだった感があります。出荷アイテムではグレ釣り関連の割合が一気に増して、冬の到来を感じます。
さて、ここ最近の変わった事と言えば、エビの高騰です。
先月にネタにしていた産地偽装に誤表示騒ぎは今月も全国的に大賑わい。それが弊社の調達にも影響が出て来ようとは想定外でした。今月に入っても一向に収まらない騒ぎ。その中でも件数の多いのが「エビ」関連でした。エビに関しては高価な種類を安モノでまかなっていたというよりは、産地や種類を適当に謳っていたといった、いわば実際の被害は大したものではない事例が多い感があります。殻を剝いて調理してしまえば、元の姿などわかりませんから、悪意の有無はともかく、そこらを適当に扱ったのかなあと想像します。
しかし、こんな騒ぎになったことにより、産地や種類がハッキリしたものを求める動きが一気に高まり、種類を問わずにすべてのエビが高騰する羽目になりました。弊社が扱っているエサ用のエビも、人間が食べて何ら問題のない種類だけに、その相場にも余波が押し寄せてきたのです。
一つテンヤの流行以降、エビの扱い量は増えて、新しい調達先を開拓するなど結構苦労してきただけに、この流れはちょっと厄介。仕入れが上がった分だけ売値を上げるなんてことは、釣りエサの場合簡単ではありません。また、他の原料にも同じような事が起きないように祈るばかり。いずれ騒ぎは落ち着いてくるものと思われますが、長引けば影響が出てしまいそうです。その時は是非ご理解賜りますように・・・。
写真の美味そうなイクラは渓流エサ用に仕入れたり、また人間様用にも時々買い込んでるのですが、コイツもちょっと心配かな。