寒さの向こうは、どんな春?
何やら急に春めいて2月が終わります。
と言っても、やはり今年の寒さは相当で、統計的にも観測史上稀に見る寒さだったとか。連日報じられる北国の大雪を見るまでもなく、近畿の我々でも感じるところであります。
しかし、自然はまだまだわからない事ばかりで、例えば平年12月の初旬頃にはほぼ終了となる大阪湾発のタチウオ乗合船が、こんな時期になっても継続中。さすがに盛期よりポイントが遠くなっているので、航行に時間がかかるため風の出やすいこの時期は稼働日が少ないですが、出ればかなり大きく成長したタチウオが相当量釣られています。
こんな時期の週末に向けてイワシを配達した記憶もなく、ありがたいことながら、いつ終わるか?いつ終わるか?と毎週スリリングに状況を見守ってきましたが、とうとう2月を乗り切ってしまいました。これは例年以上に魚群の移動を遠くまで追い続けた部分もあるのかもしれませんが、厳寒期に新たな釣りものの発掘か?あるいはこの深追いが資源に大きな影響を与えているか?興味深いところです。当然、是非後者でないことを祈るばかりですが・・・。
それでもまだまだひっそりした本社では、例年通りこの時期ならではの仕事に集中。アミエビの買い付け計画や長期的な在庫の見通しをキッチリ算段して春に備えます。また今年は営業主導で企画した新製品もいくつかツメの段階までこぎつけており、完成が待たれます。あとは暖かさとともに人も魚もちゃんと動いてくれたら、それなりに期待できそうなんですが、この歴史的な寒さの後には、一体どんな春が来るんでしょうね?一ヶ月後が楽しみです。