例によって、このタイミングでの新年第一稿。本年も宜しくお願い致します。

ちょっとだけ寒さが緩んで１月が終わります。

週末の天候不順に早すぎる真冬の到来と、昨年終盤は悪いリズムで終了。しかし悪い事ばかり続かないもので、年が明けての今月は週末ごとの天気廻りが良く、いい感じで終わりました。厳寒期なので、動いたと言っても大きな量ではないですが、気分良く日々を過ごせるかどうかは大違い。まずまずのスタートです。

入出荷の少ない時期なので、設備のメンテナンスをしたり、資材の手配や新製品の企画をするのがこの時期ならではの仕事。営業の最前線にいるスタッフも加わって、現場サイドからの要望を汲まねばなりません。昨日も大阪からの業者さんが来て、新製品のパッケージに関する宿題をあずけたところです。

ここで再三綴っているように、今は単一のアイテムを大量消費する流れにはありません。カットしたオキアミの板がバンバン売れたのは遠い昔。量は多くなくても、確実にニーズがあれば製品化を検討する近年の傾向です。そんなスタンスを評価してくださってか、

「おたくでこんなものないですか（orできませんか）？」

といった問い合わせや要望は以前よりも多くなっています。大抵の場合は探せば調達ルートがある、または製造も可能なことが多いのですが、見込める量が余りに少ない場合はさすがに供給が難しいです。そこは釣りエサのこと、価格的な天井は非常に低く「値段は高くても全然構わない」なんてことはほとんどないからです。でも、アテにしてくださるということは本当に有難いことで、近年の新製品の多くは、そういったニーズから生まれたものが少なくありません。少々の面倒は同業者に対する参入障壁にもなるでしょうから、浜市ならではの人材力で、ニッチな部分の新製品を今年も送り出せるよう頑張ります。

写真は昨日・午前の加工場、急速凍結ラインの終点。この時流れていた「ハゼコ」などはまさにニッチの象徴。しかし一部では非常に高い評価をうけてるんだなぁ～これが・・・。