いい釣り場になりました
何だか妙な暖かさで11月が終ります。
週末ごとに天気が崩れるパターンが今月に入って少しは好転したものの、どうもスッキリしないひと月でした。
書き入れ時としては盛り上がりもイマイチに感じられましたが、それもすべて天気のマイナス分。季節の魚はそれなりに釣れており、エサを供給する立場から見れば、特に落ち込んだジャンルなどもありませんでした。もう一週でもスカッと晴れてくれてたらなぁ。まあ、こればっかりは仕方ないです。
さて写真は弊社から車で5分ばかり南下した芳養新港。完成から数年が経ちますが、当初は人出もさほど多くなく、広いわりに釣り人もまばらでしたが、徐々に人が増えて、この秋は活況でした。人が少ない頃から通いつめた人たちの経験則でいろんなパターンが判りだして、徐々に人が人を呼ぶ連鎖になったのが見てとれます。湾奥になるため大物と言える魚は少ないですが、秋シーズンはカマス、メッキ、タチウオなどが好調でした。最近では釣りメディアに載ることも増えたこともあり、ここのとこ目立つのは他府県ナンバーの車です。しかも平日に。
釣りにもいろいろあるわけですが、車の近くで&釣りやすく&ソコソコのみやげも期待できるといった要素を重視する人にはピッタリの釣り場なんででしょう。初心者を釣りに馴染ませるのにも絶好の釣り場と言えそうです。
釣具の進化、エサの進化、釣法の進化が目ざましい昨今ですが、あまりに高度になった専門性は、初心者への間口を狭くしているように感じる部分もあります。そんな流れの中で、この釣り場の“ゆるさ”には、釣り界が本当に発展するための大事なものが見える気がするのです。釣りほど老若男女を問わず幅広い人たちが楽しめて、おまけに食べる楽しみを共有できる遊びなど他にないのですから・・・・。