サッカー敗れてクールダウン
6月最終の営業日、1年の半分が過ぎました。
去年と同様に今年も梅雨らしい梅雨で、各地ともそこそこの雨が降っています。週間天気など見ても近畿ではオレンジのマークがほとんど見られません。ここ何週かの週末も良くない予報が多かったのですが、幸いに少しは雨の止み間もあったようで、商売的にはせめてもの救いだったでしょうか。
サッカー日本代表が当初の予想を覆し、決勝トーナメントに勝ち進みました。ここに至るまでの数ヶ月間、岡田監督の采配を非難する声が高まっていましたが、もっと根底の部分を考えねば・・・と常々思っていた次第です。日本には野球を筆頭にメジャーなスポーツのほとんどに参加者がいます。サッカーの強豪国でこれほどまでに多くのスポーツに人口が分散している国はないでしょう。強いて言えばアメリカがありますが、日本と比べて2.5倍の国民がいます。まずはそういった根幹の部分に目を向ける必要を感じずにはおれません。
なのに日本ではどの競技をとってみても、国際大会で成果を挙げれなかったり、大会自体に出れなかったりした時には、統治する協会や指揮官に非難轟々というワンパターンの繰り返しです。もし、この国に野球がなくて、底辺を支える子供たちがみんなサッカーをやっていたとしたら、今のレベルとは全然ちがう競争が、子供のころからなされていることでしょう。何事も、まずは「強固な底辺拡大」を「長期的」に実現する以外に発展はないはず。「百年構想」という言葉を掲げて立ち上げたJリーグができて20年も経ってない日本はまだまだ後進国。誰かテレビでこういう事をしゃべる人はおらんのでしょうかねぇ・・・・。
さて、底辺拡大という部分では釣りとて非常に危うい状況です。昔に比べ子供たちだけで釣りに行ったりという行為そのものが、海辺の町であるこの地でも減っています。都会なら尚更でしょう。遊びの多様化、習い事に社会不安など理由は様々でしょうが、若年層の参加者が減っているのは、我々の業界が最も危惧すべき部分です。弊社のできる部分で、新規参加者の開拓をもっともっと積極的にせねばなりませんね。目的がスポーツとは全然ちがう「遊び」ではありますが、島国の文化として素晴らしく発展を遂げたニッポンの釣りが、少子化とともに衰退するのは、もったいな過ぎますから・・・。
写真は弊社の田辺冷凍庫。これからの時期は外気との温度差が50℃以上になります。涼しい~!なんていうのは一瞬で、結構ハードな仕事です。