ハイシーズンを前に
例年になく朝夕が涼しい8月の終わりです。このままアッサリと秋に突入することはないでしょうが、夏が短かった印象には変わりありません。どんな秋がやってくるのでしょうか。
天候不順な7月がありましたが、今年の前半戦はまずまずの展開でした。まずまずというのは、出荷状況と原料の消化状況の両方を見てのことであります。弊社の製品ラインナップは原料(オキアミ、アミエビ、小魚類など)の調達時期がそれぞれ限られており、その量の見定めには大きな決断力を要します。買いすぎもダメ、足らないのはもっとダメ。お客様に迷惑がかかることは言うまでもありませんね。
あらゆるジャンルで消費がピークになる秋は製品の出荷ラッシュ。この時期に原料がショートして製品ができなくなっても、それから原料を捕獲できるものではなく、そこがむずかしいのです。同じ自然の原料でも、加熱したり乾燥させたりする製品ならば、ある程度の越年ストックができたりするのでしょうが、弊社の製品は正反対。極めて元始的に獲れたまんまとか、それに近い姿での加工品がほとんどですから、とにかく量のコントロールが大変なのです。今のアイテムを作り続ける以上は永遠のテーマですね。
写真はタチウオ釣りなどで需要の高い「いわし」製造ラインのゴール地点。傷みやすいいわしの扱いは、買い付けから選別、包装に至るまで実にデリケートな作業の連続。手前みそですが弊社スタッフも本当によく頑張ってくれています。