コラム
コラム 2009.01.10

禍転じて福と成す

2009年正月

遅くなりましたが、新年、明けましておめでとうございます。
さて、突然ですが、一月九日の朝方こんな夢をみました。(ちょっと、夏目漱石調でいくで。)

透明度の高い水をたたえた、幅五間程の川の中を黒毛の牛が群れで泳いでいる。二三百頭はいるだろうか。牛たちはすべて同じ方に向かって、潜水したまま足で水をかいている。強い流れに押されているのでかなりの速さだ。その群牛のとなりを数頭のイルカが泳いでいく。なかに白いイルカも混じっている。
そんな不思議な光景に見入っていたら、となりでいっしょに見ていた白髪頭の初老の男性に、
「あんたも早く飛び込みなさい。早くしないと向こう岸に渡れないよ。」と急かされて、訳のわからないまま僕は川に飛び込んだ。ところが泳ごうとするまえに牛の群の上に仰向けになってしまったので、牛の背中に乗せられたまま流された。牛の角が僕の背中やおしりにあたってひどく痛いので、仰け反りそうになって目が覚めた。

まあ、夢というのは支離滅裂なストーリーが展開するものですが、丑年のはじめに牛のかたまりの夢をみたのは何かの暗示なんでしょうかかねえ。洪水のように流れる不景気ニュースのせいで、知らず知らず弱気になってしまっているんですよ。きっと。 でも泣き面に蜂、笑う門に福。どんな状況でも新年の初めは明るい心持ちで行こうと思います。今年も頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。

※この文を書いたあと写真の福俵を授かって来ました。