全般に天気に恵まれた10月が終わります。

月の前半は記録的な暑さが続く異常な気候。さすがに後半になると一気に降下というのもある意味予想通り。もう昔とは違う秋のパターンに慣れてしまったものの、やっぱり穏やかな流れで変わる季節を楽しみたいものです。それでも商売的には晴れマークの多さに救われ、悪夢の夏休み分をだいぶ挽回できたでしょうか。

そんな高い気温、水温が続いた結果、北海道の海が大変なことになっています。赤潮による漁業被害としては国内最高の被害額だとか。弊社の原料も全国各地の漁業者さんのお世話になっているので、ああいったニュースは本当に気がかりです。また、これまでそのようなニュースが聞かれなかった地域なのでインパクトも大。加えて南の方では海底火山の軽石漂流といった新たな災難まで起きて、心配が尽きません。まあ、その場その場を凌ぐしかないわけですが・・・・。

ハイシーズンになって釣りモノも豊富で、どの製品も動きが活発化しています。夏の不振があったがために今のところ供給も何とかやり繰りがついていますが、キビナゴについてはちょっとピリピリ。そもそも以前のように簡単には獲れなくなっているところに加えて、相変わらず活況のタチウオ市場に加えて、磯のスルルー釣りなども急に増えたようで需要が増しています。昔からそういう使い方はあるにはあったのでしょうが、道具の進化とともに釣法もアップデートされ一気の広まりが伺えます。釣り人の皆さんの創意工夫には毎度感心させられるばかり。とにかくこちらはご期待を裏切らぬよう、調達と製造に勤しむ毎日です。 写真は28日（木）午前のみなべ町・小目津海岸。メジャーな釣り場ではありませんが、意外な大物も釣れる地元の人気スポット。台風の影響で少し波が出始めて、心なしか寂しげに映りますがまだまだ秋を楽しめそうです。11月もこの流れが続きますように・・・・